日本人感嘆の南部鉄瓶ブーム
仕掛け人は古都ブリュージュのTheehuis
ベルギーのしゃれたレストランやティールームに、瞬く間に広まった南部鉄瓶。カラフルで美しく、やや渋いデザインは、日本で知る懐かしいそれとは別物で実に新鮮だ。仕掛け人となったのは、中世ヨーロッパの街並みをそのまま残す古都ブリュージュのティーショップHet Brugs Theehuis。
店主パスカルさんが、フランクフルトの見本市で、老舗「岩鋳」と出遭い、輸入販売を始めて17年。パリの名門紅茶店マリアージュ・フレールとのコラボで、鉄色以外の色を試し始めたばかりだった。その後、欧州からのヒントで様々な色やフォルムが導入され、類似競合品も増えた。コーヒー主流だったベルギーにも、ようやくお茶文化が定着し始めた。「保温性に長けた南部鉄瓶は、お茶のために最適。35色のバラエティを扱うのはうちだけ!」とパスカルさん。ブリュージュ土産に南部鉄瓶を買う日本人も少なくない!
Info:
Het Brugs Theehuis
住所:Wollestraat 8, B8000 Brugge
Tel:+ 32 50 34 53 24
えい出版社 Discover Japan 2011年2月号掲載